2018年4月18日水曜日

シェルターボランティア一年、保護犬写真集

アニマルシェルターの犬散歩ボランティアを始めて、一年がたちました。歩いた犬の数は、100匹以上かな?
チャリティウォークFurry 5Kは今年ももうすぐ ぜひご参加を!

今回は歩いた犬たちの写真とともに、ボランティア内容について少し書きます。


散歩スケジュールはそれぞれの曜日に朝夜2回(週数回、昼も)。私のチームメンバーは9名で、週一の朝2時間のシフトです。


犬はケネルに一匹ずつ収容され(複数で保護された場合は一緒のケネルの場合あり)、グリーン、イエロー、パープル、ブルーの4つの色に選別されます。


グリーンは「里親募集中」。イエローは「保留中」。期日までに飼い主が現れなければ、里親を募集します。


中で少し扱いが難しい犬はパープル、恐がりな犬はブルーとされ、それぞれ認定された人だけが扱えます。


犬は15匹前後が平均で、多いと20匹以上。単純に人数で犬の数を割って2時間内に振り分ければ、一匹につき1時間以上歩くことも可能ですが、


欠員が出て、パープル担当が一人しかいない時にパープル犬が5匹いたり、扱いが難しい1匹を2名で歩くこともあり、歩く犬の数はまちまちですが、平均2、3匹といったところです。


パープル、ブルー 担当になるには自己申請し、試験を受けますが、私はまだ考え中なのです(ブルーは現在募集無し)。というのも...


身長160cmで、自分は「大きめの中」と思っている私ですが、この国ではどこに行っても「一番小さい人」。大型犬を歩こうとすると男の人に「その犬強いよ!」とか「グッドラック」とか言われ「チッ」と思っていましたが、
ズートピアを見た時、このウサ子は私だ、と思いましたよ...

ある日、その犬をケネルから連れ出して後悔...ブリー(Bully)+ハウンドの大型犬で、呼びかけに応えない猪突猛進の筋肉マン。
ぼくのことじゃありません

転ぶまいとふんばりすぎて、足の付け根を痛めてしまい、一年経った今も少し痛むという悲しさ...
自分のチビを認めなさい

ボランティアの応募条件には「躾をされていない犬や、ブリー系(Bully breed)を扱うことを希望する人、55パウンド以上の犬を扱った経験がある人」とあり、


私はブリーの経験がなかったので、勉強も兼ねて挑戦したのだけれど、胸板厚い系の怪力を思い知りました。
なんのなんの

これでリアクティヴだったら、引っぱられて足が悪化しそうで様子見中ですが、いつかパープル(かブルー)担当になれるかなあ...
どうでしょうね

もちろんシェルターからも、自分の手に負えない犬を歩かせないようにと 言われています。でもケネルを出てみないとわからないこともあるんですよね。


ケネルの中では暴れん坊、外では冷静とか、逆の場合も...その見極めがちゃんとできなくちゃと思います。


長年やりたかったボランティアですが、 想像とは少し違いました。「犬と楽しく公園を歩く」くらいな、気軽なことを考えていましたが、


「他の犬、一般の人と接触させない」というルールに従い、犬や人を避けて隠れたり、遠回りをしたり「シェルター周りのルートを注意を払って歩く」というのが現実でした。


犬をなでたくて近づいてくる人を遮り「シェルターに会いに来てね!」と言うとガッカリされるのが心苦しい...


でも万一のことがあれば、処分を下されるのは犬だし、シェルターもそれを望んでいないのです。


でも、想像していなかった楽しみもたくさんみつけましたよ。
どんな?

知らない犬とふたりきりになると嬉しくなるの、私だけ?なぜでしょう。犬とヒトの関係は不思議ですね。
大丈夫ですか

やんちゃな犬には「お前とは一緒に暮らせない...別れよう」とか、気に入った犬には「好きだ、このまま一緒に暮らそう」とか話しかけて一人で笑っています。
頭がおかしいんですね
 
どの犬を何分歩いたかと、性格やクセの情報をノートに書き残すので、歩きながら、


ひとなつこい、独立心が強い、リードマナーがよい、こういうコマンドを知っている、フードモチベが高い、低い、こういう音に敏感...と、動きを観察していると、


犬がたくさんのことを教えてくれます。犬は先生です。
♪ぼくの先生はー (フィーバー)

それと、写真を撮るのが楽しい!おすわり、マテを知らない犬、フードモチベの低い犬を撮るのは挑戦ですが、
デマンディングすぎて超難しかった犬 奇跡の瞬間

楽しい性格が現れた瞬間が撮れると、やった!と思います。写真で家族探しに貢献できたら嬉しいな〜。


でもやはり一番は、熱烈歓迎されること。一度も会ったことのない犬が「待ってました、よっ社長!」とちぎれるほどにシッポフリフリ。


どんなコワモテも、ヒトの愛に飢えています。
ラブミー!

このボランティアの意義は、家を失った犬たちの心を癒し、ストレスを和らげて、 新しい家族との架け橋になることだと思います。


散歩以外に、犬とのジョギング、家庭での一時預かり、食事の用意、洗い物、キャンペーンの宣伝や写真・デジタル係、アダプションアシスタント等、ボランティアの種類はいろいろ。


シェルターには猫や鳥、小動物、爬虫類もいるので、ご興味のある方はシェルターのサイトVolunteer Matchをチェックしてみることをおススメします。
見てみてね

尚、公にできるのは里親を募集している犬の写真だけなので、ご紹介した写真は全て「グリーン犬」です。以上の犬たちには、新しい家族が決まっています。以下は、現在里親募集中の犬たち!
Dojo

かわいいでしょ?
Ellie

この犬なんて本当におっとりで、ボランティアのみんなの人気者です。
Emme

ボランティアを一年やってみた感想は「ずっと続けたい」。体力勝負だけど、やりがい1000%!

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8 件のコメント:

  1. ゆみこさんこんにちは。ボランティアの仕事、頭が下がります。みんな、ちゃんとゆみこさんに反応してるのが写真を見て伝わります。こんなにかわいいのに、なぜシェルターに連れてこられたのか、、、。それでもここの写真のほとんどの子に新しい家族が決まっているとのことで、私も嬉しいです。

    シェルターのボランティア、私も以前ちょっとだけしたことがあります。それまでは「散歩して掃除して愛情を与える(一緒に遊ぶとか)」とうわべだけしか知りませんでしたが、実は個々の個性や注意事項を知って覚えて今後の為に躾けるという、深い洞察力とスキルが必要な仕事なんですよね。ボーっとしてお世話しているだけじゃ犬の今後のためにならないわけで。ちなみに幼児保育に関しても同じように思います。たくさんの人が自分の行動が動物や子供にどういう影響を与えるのかを学べば、もっと世の中がよくなるんじゃないかな、と思っています。

    胸板厚い系の子は力も強いですよね。昔ピットブル3匹飼いの友人がいましたが、お散歩が大変そうでした。ゆみこさんの足が良くなりますように!

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    1. まーぶるさんもシェルターボランティアされていたんですかー!実際に携わると内情が見えるし、自分のための犬学習になりますよね。犬と子供の教育、とても似ていると感じます。社会性を学ぶ機会に恵まれなかった犬(キットもだけど)、飼い主にトレーニングされてこなかった犬、どうしてもアダプションの条件が悪くなってしまう...他の犬と仲良くできて、人なつこくてマナーがよい、となると履歴書が輝くんですけどね...

      足は病院に行くほどでもないと思っているんですが、もう少しで治りそうなのに治らない〜。年齢もあるのかもー!

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  2. 写真でも貢献しているのすごいなぁ~。慣れている人たちは写真やビデオをシェアしてるけどまだ写真撮る余裕ないです。

    一期一会ってかんじですよねぇ~。みんな違うし、初めてっていうところもチャレンジがあっていいかなぁって思います。

    あまり良くないのかなぁって思うけど、無意識に自分のことママとかって呼んでることあります。苦笑

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    1. ♪私がママよ〜 XD 笑った〜!Cocoさんも軽くヤバい!

      本当、二匹と同じ犬はいないですよね。すぐアダプトされて二度と会えないから、こうして写真を撮っておくと思い出になるしー。キャンペーンなんかに使われることもあるのでいろいろ撮ってますが、制止画像では暴れん坊と格闘しながら撮っている感じ、わからないよね〜 :D

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  3. どのワンちゃんも個性的で可愛らしくて会ってみたくなりますね♪

    犬って人間のように人を見た目などで判断したり
    損得を考えたりしないから本当の”心”が顔に現れて、
    その顔がハッピーな顔だとこちらまで嬉しくなりますよね。

    いつも犬に関するボランティアに関わってみたいと思っているので
    とっても参考になりました。夢は膨らみます。
    ですが、スカーレット、実はまた咳をぶり返しました…。
    そのうちブログにも書こうと思っていますが、
    ガッカリなのとかわいそうなのとかなり落ち込んでいましたが、
    ゆみこさんの撮ったワンちゃん達の写真にとても癒やされました。

    スカーレットが完全に元気になったら
    いつかきっとボランティアへの参加の夢を実現したいです。

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    1. スカーレットちゃん、かわいそうに〜!!早くよくなってね...これから暖かくなるんだから、いっぱい遊ばないと!焦らずゆっくり、治療して下さいね。

      今シェルターに2匹、ハスキーがいますよー。早い者勝ちで、他の人に散歩を取られてしまいましたが...そのうち一匹は、子犬でした。来週までいるかなー。ハスキーは人気で、あっというまに引取られていきます!

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  4. ボランティアさんって保育園の先生みたいですよね。それぞれの犬の特性をわかって、個性に付き合って、ケアして…。昔やりたいと思ったことがあったのですが、悲しい現実を目の当たりにしないといけないので勇気が出ませんでした。自分の出来ることでお手伝いと思っているのですが、現実に体を動かしている人達のなんと尊いことかと思います。
    大型犬の力って、本当にビックリしますよね、ゆみこさん細いし、危ない事もありますよね。
    お怪我が早く治りますように!どの子も素晴らしい笑顔で写真に癒やされます(´∀`)

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    1. シアトルのシェルターは基本的に殺処分しないので、それを見ずにすむというのはありますね。あと引取られるサイクルが早く、一匹に費やす時間があまりないのも、情が移らず助かります。みんな自分のために好きでやっていることで「ヒトのかわりに嫌な仕事をやってあげている」ということではないのでですね、むしろやらせて下さい、なんですよ(みんな犬キチです)。でも、お褒めの言葉をありがとうございます!

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