2018年10月16日火曜日

子供、いや親の教育にもの申す!

夏のある日、ショッピングモールUniversity Villageでファルコア親子と待ち合わせ。




ファルコアママにアイスクリームをごちそうになりました。
ダラダラダラ

犬たちにもおやつをあげながら、ベンチに座って食べていたら、
バグッ

女の子がモジモジしながら近づいて来ました。どうぞ、と言うとそっとナデナデ。 


さらに、もう少し年上の女の子も二人やってきました。お行儀よく二匹をナデナデする三人でしたが...

アイスクリームを食べている私たちの前にしゃがみこみ、ネバーエンディング・ナデナデ

子供がヨソの犬をなでる時のマナーは(大人もだけど)、

犬をなでても良いか、飼い主に聞く(この時駆け寄ったりしない)
 飼い主が許可をする(子供が苦手な犬の場合は断る)
子供が犬をやさしくなでる
 子供はお礼を言って、立ち去る

しかし三人、立ち去る気配なし。こっちは食べてるのになあ〜と困っていると、母親らしき人が近づいて来て、女の子たちにお国の言葉で何か指示を出し、去って行きました。助け舟だと思いきや、

三人、動かない。母親はというと、店の前のベンチで優雅にアイスクリームを食べながらおしゃべり。もしやあのお国の言葉は「ママがアイスクリームを食べてる間、犬と遊んでなさい」だったのかも疑惑。

しかもこのベンチ...

最初は私が座っていて、バッグをベンチに置き一瞬立ち上がったスキに、スス〜ッとこの3ママにすごいスピードで滑り込みされたのです...イス取りゲーム?と顔を見合わせ、一軒となりのベンチに移動した私たち。
三人の子供がいないと落ちつきますわね〜 そうザマスわね〜

子供好きのキットもさすがに、しつこくされて私の足の間に逃げて来たので、「これでおしまいね、バイバーイ!」とこちらから終了宣言。

えっ?ととまどいつつ、母たちのもとへ戻った三人。 やれやれこれでゆっくり食べられると思いきや、
ハバナイスデーイ!

ジワジワと一人ずつ戻って来て、結局三人でまた犬をなで始めた...3ママ、こちらをチラチラ見ながら何もせず。
たすけてー

うちは「ふれあい動物園」じゃないんだよ(しかもタダで)!

キットをひざに抱き上げ「犬たちが疲れちゃったから、これでね!」と再度 終了宣言をしたけど、今度はガン無視して立ち去らない三人。

こりゃダメだ、と私たちが場所を移動しました。アイスクリームをあわててかきこみ...
アーケードのあるエリア

ここにも子供はたくさんいたけれど、人に迷惑をかける子供はおらず。落ちつく...


ここに来る前に、マグナソンドッグパークで Seattle Barkeryに寄り、


犬たちにベーコン・カップケーキを買って来たので、


ごほうびタイム。


二匹とも、よくガマンした。


キット、ファルコアみたいにかわいく食べられないのかな...


「子供天下」文化は日本でも感じるし、ヒト様の教育方針に口を突っ込むつもりはありませんが、

「子供より犬は下」とみなし、好き勝手をさせるわけにはいきませんよ。愛犬家にとっては「愛犬は子供より上」なんだってことを知ってほしい。
がつがつ

どこかの犬が自分の子供をしつこく追いかけ回したり、ベロベロなめまわしたら「うちの子は犬のおもちゃじゃないんだよ!」と思いませんか?


その逆を私も時々、思います。
我が子のかわいい写真を!

先日動物番組について書きましたが、
うまいっ

アメリカにも数ある犬番組の中で、 特に子供にいいなと思う番組がありました。Lucky Dogといって、


めちゃテレビ映えなドッグトレーナー/ビヘイバリストのお兄さんが、シェルターから保護犬を引き出し、トレーニングをして新しい飼い主とマッチングするという内容。


辛い部分をうまくオブラートでくるんだ構成で、全ての犬にはトレーニングと家族のマッチングが不可欠だということを、子供にわかりやすく教えています。

この番組を見ていたら、こんなCMが流れました。なんと保護犬のぬいぐるみ、Rescue Runts


ボサボサで涙目の犬のぬいぐるみを、ブラッシングしてノミを取って、怪我を治して、名前をつけてあげるおもちゃだそうで、会社はシェルターともタイアップし、犬のために貢献しています。
キットみたい 全部で4種類

 日本ではリカちゃんが「おしゃれペットショップ」でペットを売っていますが、


アメリカではバービーがアニマルレスキューしています。


子供のうちから生き物とのふれあい方を学び、「レスキュー」、「トレーニング」、「保護犬」などの言葉が耳に馴染んで育つのは良いことですよね。


犬が大好きなあの三人の女の子が良い愛犬家に育つよう、親御さんがマナーを教えてくれますように。

キットは子供にやさしい犬です。子供さんも、キットにやさしくしてね。

ご訪問ありがとうございました。キットにクリックのご褒美おねがいします♡
にほんブログ村 犬ブログ パピヨンへ
 にほんブログ村

にほんブログ村 犬ブログ 犬のいる暮らしへ
にほんブログ村
 
にほんブログ村 海外生活ブログ シアトル・ポートランド情報へ
にほんブログ村

キットを見つけてくれてありがとう!
  Puppy Adoption
 
KIT - The speed demon Papillon dog

Facebookページも宣伝

16 件のコメント:

  1. キットくんは偉いな~!
    アトムだったら、ガウりますよ!(笑)

    犬の訓練でも、他の犬と触れ合って、社会性を持たせるのがありますが、
    子供も社会で、「してよいこと」「ダメなこと」を学ばせないといけませんね。

    返信削除
    返信
    1. ははは、アトム兄貴!キットはチキンなので私に助けを求めてきますけど、自分では闘わないですね...
      家庭だけではなく、学校でも正しい動物の扱い方を学べる機会があるといいなー。

      削除
  2. 無料のベビーシッターってかんじかなぁ?
    でも、ちゃんと相手してキット偉いなぁ~。

    保護犬ぬいぐるみ、いいのかどうかちょっと微妙だけど、発想がすごいなぁと驚きました。

    キャンプの参加した子供たちがか書いたケネルカードが良かったです~。そういう企画もノンキルのところじゃないと難しいですよね。

    返信削除
    返信
    1. このぬいぐるみがメジャーな局のテレビCMで流れるところに驚きを感じました。保護犬ステイタス、高まる、って感じ?

      そのカードみたいなあ、でもきっと見たら泣いちゃうなーおばさんは。

      削除
  3. キット君、よく我慢しましたね。
    こういうしつけのされていない子供としつけが出来ない親には
    キッパリと”やめて”とか”だめ”とか言いたいところですが、逆ギレされても困るし
    難しいところですよね。ハッキリ言ったところで英語がわからないふりをされたりするし。(苦笑)
    ドッグパークでも自分の気に入った犬をいつまでも追いかけ回したり、”やーい!やーい!”的な事を
    言って追いかけさせようとしたりする子供がいます。親はどこ?と探すとベンチに座っておしゃべり…。
    ここはドッグパークなのにな~。と思います。

    Lucky Dogという番組知りませんでした。観てみたい~!このイケメントレーナー、個人的には
    シーザー・ミランより断然好みです!(笑)

    返信削除
    返信
    1. 気の毒なシーザー XD 今までキットが取ったクラスはみんな女性トレーナーでしたが、テレビに出て来るトレーナーは断然、男性が多いですよね。視聴者は女性が多いからかな。あのリーダータイプの男たちに惹かれるフェティッシュがあってもおかしくない!

      犬に向かってBoo!とか平気で脅かしてくる子とか、いますよね。本当に家庭でまともに動物の扱いを教えていない、親も動物に興味がないんだなと感じます。ドッグパークで子供に犬を追いかけさせるのは、本当に非常識ですよね。こっちはわざわざ、プレイデート目的で足を運んでるのに。公園のプレイエリアで犬が子供を追いかけたら、どう思うんでしょうね?

      削除
  4. はじめまして。 うちにはハヴァニーズが一匹いますが、シャイなので記事にお書きになったようないじられっぱなしという経験はありません。 すぐ逃げるので。 でも子供とその親の態度はよくわかります。 二匹のワンちゃん達、お気の毒でしたね。
    私もラッキードッグ、いいなと思ってたまに見てます。 マッチできると嬉しくて涙が出たり。

    返信削除
    返信
    1. M子さん、はじめまして!
      ハバニーズ、大好きな犬です。人なつこいし遊び好きだし、キットは若い頃、ハバニーズのミートアップに入れてもらい、お友達がたくさんできて、激しく遊んでもらっていましたよ。

      M子さんはシアトルブロガーさんですね。これからもよろしくお願いします!

      削除
  5. キット君、ちゃんと我慢してえらい! それにしても迷惑な人たちですね。私だったらどうするかなぁ? 最初の時点で「うちの犬たちフレンドリーじゃないから」と言うかもしれませんが、できるだけ犬好きな子どもたちが増えるといいなと思うので、できれば触らせてあげたいですよね。でもしつこい場合は親に「うちの犬、しつこくされると噛みますよ」とか? 「子供オフリーシュにしないできちんとコントロールしてください」とか(笑)

    でもこちらとしてはできるだけ犬嫌いの人を増やさないように、触らせてあげたりいろいろ考えるのに、子供をちゃんとしつけない親が普通にのさばってるから、子供嫌いの人が増えるじゃないか!と(←これ私、笑)

    「愛犬は子供より上」、当たり前です!!(笑)

    返信削除
    返信
    1. いやーこんなことなら断りたかった、と事態に気づいてから後悔しましたよ。今度からは親の様子を見て返事しようかな。

      わはは〜、わかります!私もこういう子に会うたび嫌悪を感じるようになってしまいました。キットを飼うまではなかった感情ですが「うちの子に何をする!」という気持ちになります。逆を想像してもらえれば、親御さんもわかると思うんですけどね。

      幼児が両手を前に突き出し、ゾンビみたいにヨタヨタ近づいて来る時など、キットは大丈夫でも私は遮ります。そういう近づけ方したら危ないってことを知ってもらうため。すると親は気まずそうに「あら、だめよー」と急に「ダメなことを子供がした」演技をします XD

      削除
  6. きっと親も犬を飼ったことが無くて、さらに移民の方(かどうかわからないケド)なら、子供も犬を触る時のマナーを知らないのかも知れませんね。もうこれは私たち犬飼いが人んちの子供を教育するっきゃないですね!というか軽くそんな使命があると思っています自分は(笑)犬の触り方やどのくらい触られたら苦痛に感じるかを説明すれば、きっとわかってくれると信じています。

    ほ~、リカちゃんとバービーにそんな差があるんですね。なんかアクセサリーでペットにおしゃれしちゃお♪って発想がもう。。。そういう思考をナチュラルに子供に植えつけていると気づかないのかな。

    キット君たちおいしいごほうび貰えてストレス吹き飛んだと良いな!

    Inuyashikiさんの、子供をオフリーシュにしないで、ってウケました(笑)トンでもない親には言ってみたい~

    返信削除
    返信
    1. そうか、使命なのかこれは XD この人たちは富裕層って感じでしたが、富裕層の移民が住むエリアがシアトル郊外にあり、その辺に行くと私たちの知る「犬社会」じゃない社会に遭遇します...犬を連れている人でも、あれっ、って感じが...そういうところから来ちゃった人たちだったのかな!

      「ごほうびトラック」はキットとファルコアがよく行くドッグパークに常時、店を構えるようになりました。おねだりされるけど、またそれも楽しです。

      削除
  7. わかります〜。
    うちのは多分うちに来る前に色々とあったようで子供苦手なんですよ。
    なので走ってこられると。。。
    inuyashikiさんのコメント、ウケました。

    全く関係なくて恐縮ですが、シアトルには鼎泰豐があるんですね。
    ちょっと羨ましい。

    返信削除
    返信
    1. 走ってこられるのは反則ですよね〜!公園の向こう側から小さい二匹に向かって、ワー!っと駆け寄る子供二人に、飼い主がノー!と手をかざしているのを見たことがあります。親は子供の後ろをのらりくらり...

      鼎泰豐は最初、近郊のベルビュー市にできて、数年前にシアトルのこのモールに開店しました。ここはアメリカのショッピングモールなのに(?)なかなかグルメな店が入っています。

      削除
  8. 無料ふれあい動物園扱いありますよね…。特に複数集まると。キットくんもファルコアちゃんもちゃんと我慢して偉いです。てんすけもよく触られますけど子供より大人の触り方の方が困ることが多いんですよね〜。
    ラッキードッグ、良い番組ですね〜。日本の動物番組でも保護犬を取り上げることが増えましたが、良い取り上げられ方かどうかはまだ疑問が多いです。変に保護犬を飼うことを持ち上げすぎて買った犬を飼っている人たちに反感を買ってしまったりしてるみたいですし。

    保護犬のぬいぐるみすごいな〜。リカちゃんのペットショップは本当にがっかりしました。子供のおもちゃでそういうの止めてほしいなぁ…。

    返信削除
    返信
    1. なるほどー、日本の保護犬を扱った番組、なんだかやけにドラマ仕立てというか、泣かせる音楽を流したり、タレントが涙ぐんだり、すごく「かわいそうな犬」として見せる目的があると感じることがありました。こちらでも犬を買う人をバッシングする風潮はあります。でも保護犬を扱う番組も、引取って一緒に暮らすのは「ただの犬」であり、当たり前のトレーニングをし、良いペットに育てるということが目的になっていると思います。ここに保護犬を引取ることは特別なことではないアメリカと、特別なことである日本との、風潮の違いのような。保護犬を引取るのは「どうってことないこと」になれば、買う人にもそんなに目くじら立たないんじゃないでしょうかね。

      でもどうあれ、みんなが「ステイタスだ!」と思って保護犬を選ぶようになっても、当の犬にしてみれば命が助かるんだから、万歳ですよね!

      削除