2016年9月29日木曜日

あなたは犬が嫌いでも...

人それぞれ、苦手があるもの...
苦手というより、虫にしょっちゅう刺されるので愛用中のBadgerの虫除けスプレー

子供、犬、猫、鳥、ネズミ、爬虫類、虫...全部好きな人は少数派かも。
こんな子犬でも怖い人には恐怖の対象

犬は不潔だ、煩わしい、どこへでも連れて来るな、という嫌犬と、
グリグリ

犬から病気は感染しない、子供の方が汚い、うちの犬はお前の子より行儀がいい、という嫌子供の争いはおなじみ。
見知らぬ子、車の窓からこんにちは

好きになる義務はないけれど、犬が嫌いな人に知ってほしいことがあります。
それはですね

あなたの知らないところで、あなたのために働いている犬のこと。
Trey Spooner Photography

事件現場や戦地で人の盾になって命を落したり、麻薬や凶器の流通を水際で防いだり。
警察犬Tyのお葬式 Trey Spooner Photography

飛行機事故を防ぐため滑走路の鳥を追い払ったり、災害や事故から人命を救ったり。
Cherry Capital Airport K-9 Team かっこいいPiperのビデオ

体が不自由な人の目や手足になったり、心を癒したり。
Assistance Dog of Hawaii

人の衣服や食料生産のために、家畜を追って広大な敷地を駆け回ったり、作物を荒らす動物を退治したり。
実はいる、パピヨンの牧羊犬... Nina Sage Photography

このかわいいラブラドゥードルの名前はブルー。自閉症の子供を助けるために訓練された介助犬で、自閉症の9歳の男の子リアムくんの犬です。
このお父さんに見覚えがありませんか?Sniff & Barkens

リアムくんのお父さんはチープ・トリックのベースプレイヤー、トム・ピーターソン。ブルーは親御さんの目が届かないところでリアンくんを危険から守り、リアンくんだけでなく親御さんの精神的不安も和らげています。
リアムくんのように話すことが困難な子のために、音楽で言葉を伝えるトム氏のプログラム Rock Your Speech

ところがブルーと一緒だとレストランで断れることがたびたびあるそう。介助犬の入店拒否は違法なのにも関わらずです。
えっ

日本でも盲導犬の立ち入りが拒否されたというニュースを聞きます。盲目の人の盲導犬を拒否するのは、車いすの人の車いすを拒否するのと同じこと。
ひどいね

そしてもっとヒドいのは、拒否を「理解できる」趣旨の意見があること。これは悲惨。モラルハザードにも程があります。
ブー!!

あなたやあなたの家族が病気になった時、障害をもった時、災害に巻き込まれた時。あなたは犬が嫌いでも、犬はあなたを助けてくれるでしょう。
Hope Animal-Assisted Crisis Response

上にあげた犬の仕事を、人がやると想像してみてください。どれほどの人員と労力と費用がかかるでしょうか。盲目の人の目になる人、障害者を支えるため家族と24時間一緒にいる人...
リアムくんにブルーがいないことは想像もできないと語るトム氏 Sniff&Barkens

きっと「世界は犬が形作った」と言われるほど、犬の能力のおかげで進んだ文明を巻き戻す作業になるでしょうね。


では家庭のペット犬は?家族を幸せにし、暖かい社会の形成に役立っていると思いますよ。

人を信じている犬を、人は守ってほしい。好きか、かわいいかだけで犬を批判するのはやめてほしいなー。

犬は人を批判しないし、助ける人を選びません。

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2 件のコメント:

  1. サービスドックって、盲導犬だけというイメージが強いんじゃないかなぁって思います。
    それ以外だと、家族が一緒なら犬がいなくても大丈夫だとか、偽かなぁとかという気持ちになるのかもって。

    椅子に乗らないとはいえ、日本のタクシーに乗せたくないのは分かるって気はします。運転手さんももっと機敏に対応できるようなよい手順があればいいのになぁって思います。カバーを用意しているところもあるようですが・・・

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    1. 私も知らないいろんなサービス犬がいるんだろうなーと思います。

      靴を脱ぐ文化に犬の組み合わせも、なかなか犬に信頼を寄せられない理由のひとつかなーと。もっと、犬の能力に任せられるんだ、っていう信頼が築けたら、そこにも目をつぶれるようになるんじゃないかなー。

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