2026年7月15日水曜日

ペットロスをごまかす

寂しさ1000%の日々。

困りましたね


周りから心配され、私も私が心配でしたが、なんとか大丈夫。

というか、悲しみをごまかせている感じです。

これまでどうやって悲しみをごまかし、なんとか暮らしてきたか、思い出してみました。


1. コメディを観る

心がけて、わっはっはーと笑える作品をいろいろ観ました。おすすめしたいNetflix のシリーズは、

「This Is a Gardening Show」。



農業の学習モノなのに、大笑いします。一話20分ほどなのが気軽。

笑う門には福来たる。笑いは脳を騙す天才です。


2. 人に会う

キットの仲良しトリオ、ファルコアとハッピーのママが、いつでも飛んでくるから遠慮しないで!と言ってくれたのをいいことに、キットが逝った翌朝に召集。すでに愛犬未亡人の二人から励まされ、話しを聞いてもらい、わははと笑うこともできました。これがジャンプスタートになり、

愛犬未亡人の友人たちにどんどん会いました。悲しくてボロボロでも、人に会うとそれなりにシャキッとしますね。

お友達は宝物ですね


友人に恵まれているなとしみじみ。人は一人では生きてはいけないと、心から思います。


4. ワールドカップとマリナーズ

運動オンチですが、スポーツ観戦は好き。運よくワールドカップが始まったし、マリナーズTVを薬としてストリーミング。熱中症なので、この薬はよく効きます。


3. やさしい夫

自慢ですが、私の夫はとてもやさしいのです。まちがいなく、私の Better half。自分だって悲しいのに、泣いてばかりの私を支えてくれる夫の存在はありがたかった。一人じゃないって素敵なことね(天地真理)。


4. イマジナリー山路徹

とは言うものの「キットは幸せだったじゃないか、高齢だからしかたなかったんだよ」と慰めのつもりで時にロジカルなことを言う夫。そうだよね!ってならない。理由は関係なく悲しいんだから。

こんな時脳裏に浮かぶ「山路徹ならこう言うね」。彼ならきっと「そうだよね、悲しいよね、ぼくも悲しいよ…」とただ同調してくれるはずだ、と日本一のスケ◯マシ(ファンです、誤解なきよう)が言いそうなことを想像して、脳をごまかす。


5. 自分に駄々をこねる

キットを失い、初めて一人になった時…シクシク泣いている場合ではなくなりました。倒れ込み、うつ伏して、肺の底から「キッキちゃんー!帰ってきてー!!」

♪道にたおーれて誰ーかのー名をー 呼び続けたことがあーりーますかー

中島みゆきが歌っていたの、これのことだ…

キットはペットセメタリーに埋める、悪魔犬になって帰ってきてもクリッカーでトレーニングするから大丈夫、と言っていたほどに恐れていた喪失が現実になった時の混乱…


命に駄々をこねて、苦しい延命をしてはいけない…正論で抑えていた本音を解放して、子供みたいに自分に駄々をこねる時が来た。さあ泣けー!

大地が割れるほど泣いたのは、この日が最後になりました(今のところ)。


6. お話しタイム

キットに歌ってあげていた子守唄「LaLaLu」(ヤバくてごめん)。歌詞に出てくるピンクの雲の上で眠る想像をしながら、キットとスプーンでお昼寝をするのが至福の時でした。

キットと最後に見たピンクの雲


雲がピンクになる夕暮れ時、西の空に向かってキットとお話をしています。今日はいっぱい泣いちゃった、今日はあまり泣かなかったよ…キット役も自分で担当(キット専属声優)。理解者は自分しかいない、慰めの時間です。


7. ブログ

もう書けないと思っていましたが、写真を見ながら思い出をたどると幸せな日々が蘇って…書くことがセラピーになっているみたい。

ブログはキットと私の時間旅行になりました。

そうこなくっちゃ!


2カ月近く経った今も涙がいつでもスタンバっていて、

油断すると、アトレイユの馬のように、悲しみの沼に沈んでしまいそう。

キットのためにも、そうなってはいかん。

ぼくがついてるよ!


たった今、イングランド対アルゼンチン戦の薬を飲みました。鳥肌が立つほどよく効く、感動的な薬でした。


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2026年7月6日月曜日

さらば名犬キット

雨ばかりの暗い季節が終わり、やっと、パシフィックノースウェストの美しい夏が来ました。


この季節を一緒に待ちわびたキットはもう、私の隣にはいません。


「帰ってきてくれてありがとう!マミィは最高のマミィだよ!」と、


家に帰ってきただけでもらえるご褒美もなくなりました。


毎日写真を撮りすぎて、いつもブログはひと月遅れ。


最後の日々の写真は、先に訃報を聞いてからでは憐れまれるかもと思い、いつものようにみなさんに元気な姿を見ていただくことにしました。


会ったこともない方が、キットの元気な姿を見るのが楽しみだったと悲しんでくださったり、


私とキットがベストコンビだったと言ってくださる、私たちを知るみなさんから、コメントやメッセージをたくさんいただきました。

最後のガスワークスパーク


そう、キットは元気だったんです。


ただもちろん老齢になってからは、いくつかの健康問題はありました。


そしてその時はあっという間に来てしまったのでした。


キットを飼った日から、その日は今日かもしれないと肝に銘じていたし、無理な延命はしないと、夫婦で決めていました。


キットが不安にならないよう、息のあるうちは涙を抑え(キットはエスパーなのでバレていたかも)、


最後の時にはいつものようにLa La Lu を歌ってあげられた(犬に子守唄を歌う頭がおかしい人)。


キットはごはんをモリモリ食べ、パプチーノまでペロペロして、お腹いっぱいで旅立ちました。


15歳は十分長生き。それでももっと長生きしてほしいと願ったけれど、


犬の寿命は犬の体が決めること。飼い主の願いで決めてはいけない。


できることは全てやった。


するべきでないことは全てしなかった。


自分が苦しまないことを選べばキットが苦しむからと、キットの代わりに引き受けた苦しみと共に暮らしています。


元気なキットをみなさんにおぼえていてもらいたくて、闘病や介護ブログにはしないと決めていました。


でも実際のところ本当に最後まで元気で、看病も介護もさせてくれなかったんです。


最後まで自分の足で歩けたことは、私の一番の願いでした。


歩けなくなったらかっこいいストローラーを作ってあげるつもりだったのに…親孝行息子め。



キットは私にはもったいないような名犬でした。自慢の愛犬だったと心から思います。


名犬キットの「天国の仲間に自慢してもらえる飼い主」になることが私の目標でした。


自慢してもらえてるかな。そうだといいな。



犬と歩くと、世界はなんて美しかったのだろうと、失った世界を懐かしんでいます。


キットの冒険を12年間も見守ってくださったみなさま、心からありがとうございました。


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2026年6月24日水曜日

キットからみなさんへ

いつもぼくのブログを読んでくださっているみなさんへ…

ぼくからのお知らせです


ぼくは今…お空の上にいます。


ぼく、じょうずにお話できるかわからないけれど…

5月のお空がよく晴れた日に、ぼくはマミィとダディとおうちにいました。

ちょっと眠たくなってウトウトした時、マミィが「La La Lu」を歌ってくれました。

ぼく、どんどん眠たくなって…

そしたらね、びっくりだよ。

気づいたら、ずっと前にお別れした大好きなお友達、ハッピーとファルコアが来てくれたの!


ぼくとってもうれしくて、走って走って、みんなでお空を飛びました。

そこには虹の橋がかかっていたけれど、

ぼくたち、橋なんかいらなかったよ!

お空をビュンビュン走って、

どんどんのぼって、雲の上に着いちゃった。



そしたらね、もっとびっくりだよ!

そこにはジャブジャブやマギーや、マイルス、パークス、マルコ、

それにキャピトルヒルに住んでいた頃のお友達や、ドッグパークで出会ったお友達もみんな、

「キット、おそいよー!」ってぼくを待っていてくれたの。

そこには、ぼくを産んでくれたお母さんもいました。

ぼく、うれしくて走り出しちゃった。そしたらみんなが追いかけてきて、

みんなでかけっこ大会になりました。

もちろんぼくが一番早かったよ(グレイハウンドのマルコは数えないで!)。



その日からぼくは、お友達みんなとかけっこしたり、

家族自慢話大会をしたり、

ピンクの雲の上でお昼寝したり、

お星様を追いかけたり、お空で元気に遊んでいます。


マミィとダディも、いつかここに来るんだって。

ぼくとっても楽しみ!


みなさんにお知らせがおそくなってごめんなさい。

これからは、夜空で流れ星と競走しているぼくを探してみてね。








長いあいだ、ぼくのことを見守ってくれて、ありがとう。

Love,

Kit

2011 - 2026


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2026年6月22日月曜日

永遠みたいな時間

その朝、キットの爪切りへ。行きつけの Rub-A-Dubは、わずか5分足らずで爪を切ってくれます。

セルフウォッシュの店


爪切りの緊張から解放されて、パワーウォーク。フィニーセンターの高ーい階段をビュンビュン登り、

ぼく今急いでるの!


ビール店 Ridgewood の前を通り、




グリーンウッドアベニューを歩きながら、新しい店をチェック。ここはママとお子様のお洋服やさんみたい。




旅行用品店かな。以前はインテリアの店でした。




ここは…見なかったことにしよう。

アメリカあるある、芸術が爆発しているご家庭


そんなパワーウォークの朝だったので、午後の散歩は夕方、




涼しくなった頃に、ウッドランドパークの森のトレイルを歩きました。

ジョ〜


陽が傾くマジックアワー。




大好きな白いお花畑。




撮る?って、ポーズしてくれました。

ぼくご用意はいいですよ


夕陽を背中に撮ると、きれいな写真が撮れるんだよね。

そ!


ブル、




ブル、




ブル、




ブル、




ブルル!ブルブル写真までロマンチックに撮れたー。




さあおうちに帰ろう。キットくん、飛べるかな?

ひょこ


シュタッ。

飛べるよ!


やさしい光の中で、


キットと私の永遠みたいな時間が、ゆっくりと暮れてゆきました。


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