2017年2月3日金曜日

二匹目の運命の犬〜ネバーエンディングストーリー

カリフォルニアのシェルターから来た5歳の男の子、ファルコアを紹介します!
はじめまして

我が家の二匹目...じゃなくて、お友達夫婦が昨年暮れに飼い始めた、初めてのわんちゃん!
びっくりした?

以前、長期で預かったラサ・アプソ犬にすっかり心を奪われたファルコアママ。犬が大好きで、人一倍愛情深い彼女にぜひ自分の犬を飼ってほしくて、
初めて一緒にグリーンレイクを散歩
 
保護犬、ペットの検索サイト・ペットファインダーで”ラサ・アプソ”で検索しました。すると偶然、預かっていたラサに似た犬が。プードルとのミックスで、プロフィールにはとてもおりこうだと書かれていました。


おせっかいと思いつつリンクを見せたら気に入って、トライアル後、引取ることがトントン拍子に決定!
よかったねファルコア!

ファルコアはカリフォルニアのキル・シェルター(殺処分をする動物保護施設)に捨てられ、殺処分される犬のリストに入れられていました。Angels For Animal Networkがビデオで救助を呼びかけると、8000回以上再生、1200以上拡散され、
寄せられたコメントとビデオ

シアトルの小さな保護団体Down Dog Rescueが手を差し伸べ、間一髪殺処分を免れてシアトルへ。団体がペットファインダーで里親を募り、街中の犬がうらやむすてきなおうちに引取られたのでした。
救助され動物病院で診察を受けるファルコア 安堵の笑顔...

ファルコアには生まれつき心雑音があります。現在は薬も要らず生活に支障はありませんが、初めての犬として迎える決心は安易ではなかったはず。
パパ、ママ、ありがとう

このころ偶然、養子縁組をマッチングする日本の団体のドキュメンタリー番組を見ました。
新年明けて

親が育てられない新生児が、子供を切望している夫婦とマッチングされ引取られていきます。でも幸せの切符を手にした子たちをよそに、引き取り手のいない二人の子がいました。
バラードロックスを散歩 

一人は心臓に穴があり、将来医療が必要な可能性があるけれど、元気な新生児の男の子。もう一人は健康な2歳の女の子。


最後に親になると名乗りを上げたのは、二組のアメリカの夫婦。2歳の女の子を引取ったのは、シアトル近郊に住む家族でした。

経済的に医療費の工面が不可能といった、現実的な理由はわかります。でも、


健康でも新生児じゃなきゃダメというのは、犬を飼うならなるべく幼い子犬という考えが根深い、日本のペット文化にも似ていると思いませんか?
バラードのカフェ、Firehouse Coffee

子犬から育てなければしつけが難しいというイメージがあるかもしれませんが...

手のかからないよい子のファルコアを見てください。カフェでは教えなくてもこのお行儀の良さ。しかもここにいるあいだにトリックを一つ覚えるかしこさ!
100点!

団体のアメリカ代表の方は、日本の人にもこういう子を引取ることを考えてほしい、全ての子供には幸せになる権利があるのです、と。

全ての犬にも幸せになる権利がありますよね。ファルコアにも、キットにもね。
ファルコアやぼくをたすけてくれたみなさん、チャンスをくれてありがとう

ファルコアをペットファインダーで見つけた日は、結婚記念日だったそう。ママはラサ、旦那様はプードルに興味があり、ファルコアはまさに奇跡のミックス。たくさんの偶然に運命を感じます。
このカフェ、とっても暖かいよ

もうファルコアにペアルックのコートを作ったおしゃれママ。ここは自由が丘(行ったことないけど)?
ぼくのママは寒くてもおしゃれさんなんです

それに比べ...タロかジロを連れて南極から生還した人か。これ以上、防寒禁止!
この人は他人です ぼくのマミィではありません

毛布一つない檻の中で殺処分を待つばかりだったファルコアに、サンタさんがおうちをプレゼントしてくれた昨年のクリスマス。ママもファルコアを迎えた幸せに涙...
夢みたい

名前は映画「ネバーエンディングストーリー」の空飛ぶ犬のようなドラゴン・Falkor(日本版は「ファルコン」)から。犬を飼ったらこの名前にすると決めていたんだって。


おめでとうファルコアファミリー。永遠に終わらない物語が始まったね。

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8 件のコメント:

  1. わー、びっくりした。
    キットの兄弟じゃないのは残念だけど、ファルコアによい家族が見つかってよかったね~。

    NHKで、ペットの遺伝病が取り上げられていました。ペットショップで病気の犬は売られていないだろうという消費者の勘違い、早く気づいてほしいと思います。

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    1. 最近NHKはこういうのよくやってるのかな?ちらほらとペットショップの子犬流通についての番組情報を耳にします。

      兄弟じゃないけど、初対面から結構仲良しです。私もこういう関わり方をしたせいか、自分の甥っ子みたいな感じ〜!犬にもこんな感情を抱くとは、病気です。

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  2. うううう(/_;)なんて、素敵なお話なのでしょう♡
    ファルコアくん、良かったねぇ~
    温かい家族に恵まれて、
    キットくんとも兄弟のように仲良く楽しめるね♪
       
    しっかし、ゆみたん、超いいね!
    やっぱり冬は暖かくしていないとね(≧▽≦)

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    1. ここへ辿り着いたのが、奇跡のようでしょう?一歩遅ければ、他の犬たちのように今頃命は無かったと思うと、ちょっとしたことで運命に左右される犬たちが本当にかわいそうです。
      キットも新しいお友達げできて、嬉しそうです!

      北海道では薄着ですごしていたのに、どうしたことかもう寒さには耐えられず、冬は重ね着で膨張しています...おしゃれは寒さに負けた!

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  3. ファルコア、本当に良かったね〜!同じトイプードルMIXで顔も似ているので他人と思えない。
    すごく素敵なおうちにもらわれて、クリスマスの写真は物語のようです。
    ペットを飼うなら子犬から、という根深い日本の文化はなかなか払拭されそうにありませんね…。

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    1. ほんとだ〜、てんちゃんと兄弟みたいですね!ほかにもチョイスはあるのに、わざわざキルシェルターに捨てるような前の飼い主に、ファルコアの新しい暮らしを見せたいです。

      私はできれば、子犬じゃなくて成犬希望です。だっていろいろラクだもん〜!

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  4. ファルコアちゃん、良かったね!

    保護犬を引き取るのは、60歳以上だと、保証人をつけろとか、
    色々と面倒みたいです。

    私としては、子犬以外なら、いいと思うのですが・・・
    アメリカも同じなのかな~?

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    1. 年齢制限はわかりませんが、こちらでも団体によっていろいろときまりはあるみたいですよ。あるパピヨン専門の保護団体では、要相談とはありますが、基本的に決まった高さのあるフェンス囲いをした庭のあるおうちが条件です。パピヨンのジャンプ力や、体力を考えてのことだと思います。
      老人には老犬をマッチングしてくれる団体もあるようです。これはとても良いアイディアだと思います。たぶん一括してダメというより、それぞれの犬、人によってマッチングしてるんじゃないかなー。

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