昨年新築された施設のツアーを日本人愛犬家グループ「ワン友の会」が企画し、私と夫も参加。かつてのボロい面影は消え、本当に動物がいるの?と思うほど「匂いもゼロ」のピカピカシェルターに生まれ変わっていました。
写真には写っていませんが、駐車場もとても広い |
シェルター内にペット店Mud Bayも。なんと売上げの全額がシェルターに寄付されるしくみ(よっ、社長!)。
シアトルではペット店で子犬や子猫の生態販売をしません |
職員の方もみんな活き活きとして、動物を助けるというヤル気がみなぎり、余裕も感じます。
インテリアにもデザインの余裕 |
犬の可能収容数は160頭以上。
ヒマだー 遊んでー |
眠る子犬3兄弟 |
ブロックひとつひとつに寄付をした人のメッセージが刻まれる |
極めて100%に近い数字ですが、救えないのは手の施し様のない病気の場合など。優れたノーキルシェルターでも救えない命があると思うと、心がえぐられますが...
ネコの部屋は楽しそう |
ネコ舎も全く臭わない |
なんですと |
私がボランティアをしているシアトルアニマルシェルターは、シアトル市が経営する施設。良いシェルターだし、もちろん寄付もありますが、職員の数、必要なもの、全てに行政の許可が必要なので、いろいろと不自由があります。
先週家族が決まった、14歳のおじいちゃん犬 |
でもだからこそ動物を大切に扱う、市民のボランティアが必要だし、ボランティアがいなければ、動物たちは愛情に飢えてしまうかも。
おなかなでて |
シアトルヒューメインに比べるとケネルも狭く、ちと匂う。ここから早く出してあげたいという気持ちが強くこみ上げます。このシェルターでボランティアをする意義は、そこにあるのかもしれません。
若くて活発、利口なBaker 里親募集中! |
遅いよ〜 |
そのままキットを連れてグリーンレイクに散歩に来た時は、もう夕暮れ。
ツアーのこと、ボランティアの意義、いろいろなことを考えながら、家族で夕陽を見送りました。
6年前に私たちが救った犬、キット。
保護犬たちが早く「誰かが救った犬」になれますように。そんな幸せな家族がたくさんできますように。そしていつか、シェルターがいらなくなる日が来ますように。
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キットを見つけてくれてありがとう!
KIT - The speed demon Papillon dog
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本当新しくなって気持ちよくなったよねぇ。動物病院も立派で驚きました。昔の建物何処にあったのか思い出せなかった。
返信削除でも、そっちのほうが散歩しやすそうでいいかなぁとかちょっと考えたりしてます。
病院のことなどもっといろいろ書きたかったんですが、書ききれないほどよいことだらけでした!
削除そちらの散歩コースは、森の中も歩けるのかな?こちらは公道、パーキング、ホールフーズ裏の空き地(最近3/1ぐらいがホームレスキャンプに)、ピーパッチなど...オフリーシュ広場が前は3つだったのに、今は一つ。シェルターの犬同士も、一般の人や犬との接触も禁止なので、避けて通るのが結構大変です。特にリアクティヴだと緊張!
シアトル、羨ましい街ですね!
返信削除でも最近は、身のまわりに保護犬を引き取る方が増えてきています。
特にご年配の方は、子犬からはムリだけど、
成犬なら、責任を持って育てられるからです。
やはり、ワンコのいない生活は考えられませんね!
お年寄りに老犬を飼ってもらうのは、とても良い取り組みだと思います。こちらでもそういうマッチングがあります。お年寄りが譲ってもらなかったからと結局ショップで子犬を買ってしまい、体力的に苦労する結果になるのは、子犬にとっても悲劇ですよね。
削除シアトルのシェルター、本当に羨ましい限りです。アリゾナのシェルターもノンキルになってほしい、絶対に無理だと思うけど・・・
返信削除よく日本に住む方から「アメリカの動物愛護はすすんでいる」という感想をもらいますが、アメリカ全体がこんな感じじゃないんですよね。シアトルは立派だなと私も感心していて、日本の方に知ってもらいたいんです。このシェルターも歴史は長いので(1800年代終りから)どんな地域も諦めず少しずつでも改善すれば、アメリカ全体が良くなっていくと信じています。アリゾナにだって、ぷにゅママンさんのように犬たちのエンジェルがいるしね!
削除素晴らしいシェルターですね!まさに理想的。日本に一軒でもこういうところがあれば保護犬のイメージが良くなるのに。まだまだ無理そうです…。全世界にこの思いが広がって欲しい。ブログでこの施設を紹介したいのですが、お写真を借りても良いでしょうか。日本の人にもっとこういう活動を知ってほしいです。
返信削除もちろんです、紹介していただけるなんて、嬉しいかぎりです!
削除日本でも最近はずいぶん良い施設、団体が増えたし、動物愛護のメッセージが大きく叫ばれるようになりましたよね。でもシアトルとの決定的な違いは、保護犬を「引取る人」の数だと思います。上記のように、救助された動物は、例外を除いて必ず里親が見つかります。それもとてもサイクルが早い。寄付やボランティアが根付いているのも宗教的な文化の背景があるかもしれませんが、困っている犬を助けるのは普通のことです。生態販売をするペットショップがないというのも大きいかもしれませんね。なぜ生態販売がいけないかという理由も、多く理解されていると思います。
ありがとうございます!写真をお借りして、必ず記事にしますね。そうですね、日本ではまだまだ「犬は買う」という人が圧倒的に多いと思います。悲しいことに「新品の方が安心」という考えが根強いんだと思います。生体販売がなくなれば全体的な意識は変わると思うのですが、時間がかかりそうです…。こういう施設があることを知ってもらって、少しでも保護犬に対する意識を変えるきっかけになればと思います。
返信削除日本の生態販売には、大手ペットメーカーの後押しも大きいですもんね。テレビ番組などスポンサーの関係で、ヘタなことを言えないというのもあると思います。こちらでは大手ペットメーカーが保護犬をコマーシャルに使ったり、こぞってチャリティに大きく貢献し、ペットを「買う数」ではなく、「飼育数」を増やすことでビジネスに繋げる傾向です。「良いこと」をしているメーカーは結果、社会に支えられています。
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