2017年7月30日日曜日

カメラで救える命

ボランティアをしているアニマルシェルターには、犬、猫、うさぎ、ニワトリ...など色々な動物がいて、どの動物のどんな世話をするかで、ボランティアはチームに分かれています。
5Kに参加したわんちゃん

ドッグウォーカー(犬の散歩)のボランティアにはハンドリングの審査がありましたが、審査に落ちた場合の私の第二希望は、写真を撮るボランティアでした。
ぼくのパパラッチだもんね

オンラインで里親を募る今、保護ペットにとってプロイール写真は運命を担うと言っても過言ではないはず。
プロフィール写真より実物の方が100倍かわいかったファルコア

通常、オフィシャルページに掲載するのは写真部が撮影したものですが、次々入って来るペットたちに写真が 追いつかないことがあったり、

なかなか里親の決まらない犬のプロモーションに、写真部以外のボランティアが撮った写真が使われることも。
みんな忙しいもんね

私も散歩ついでに犬たちの写真を撮っていますが、少し前に私の写真がシェルターのフェイスブックページに投稿されました。

それは一度里親が決まって、まもなくシェルターに戻されてしまった犬。 もう一度一から里親を募ろうと、この写真が使われたみたいです。
エへ!戻って来ちゃった

この投稿は40シェア、180いいね!され、それからまもなく里親が決まりました。今はかわいがられて幸せに暮らしているとのこと。
近況 Seattle Animal Shelter

写真のせいかどうかは不明ですが「アンダーウォータードッグス」の写真家・Seth Casteel氏の、写真で保護犬を救おうというキャンペーンに影響を受けていたので、少しは協力になったかも?と嬉しかったなあ...
出典: http://newravel.com/environment/animals-environment/underwater-dogs/

写真から性格が現れるような、良い写真が撮れるように修行しよう。昨日カメラを新調したし(2年使っていたカメラがまた壊れ)。

里親が決まっても、シェルターに戻って来る犬が時々います。相性バッチリと思ったのに暮らしてみたら思わぬ問題が、ということなのでしょうけれど、


「車酔いするから」とか「元気すぎるから」といった、もう少し辛抱してチャンスをあげてほしいと思う理由もあります。せっかく家族ができたのに、こんなところに戻って来たい犬なんていないでしょうに...


犬と歩くと楽しくて「また来週ね」と言いそうになるけれど、「今日家族がみつかるよ、もう会いたくないからね」とケネルをあとにする時がツラい。ほんの1時間ほどでも犬とは心が通じちゃうんだなあ...
目と目で通じ合う♡

もしも写真を撮るのが好きで、時間があれば、シェルターやレスキューにボランティアを打診してみるというのはいかがでしょう? きっと人材に困っているグループもいるはず。
バシッ

ちなみに犬にこちらを向かせるため、カメラのあたりにチーズをチラつかせています。
今チーズって言った?

コツはほぼこれだけ。あとは犬が「えっ」と思うような、頭がおかしい人みたいな声で話しかけることかな...

ご訪問ありがとうございました。キットにクリックのご褒美おねがいします♡

2017年7月26日水曜日

DIY・流行りのティーピー・ドッグハウスを作る

ティーピー・ドッグハウスを作りました。


ティーピー(Teepee)とは、こういうネイティヴアメリカンのおうちですが、
出典: http://people.ucls.uchicago.edu/~snekros/2007-8%20webquests/Structures%2089/structures89.html

これがインテリアとして流行中。赤ちゃん、子供さん用や、
Pottery Barn Kids 高っ

犬用、
Heyneedle

 猫用。
Cat Tipi

クレートは寝室に置いているので、リビングルーム用ハウスとしてほしいけれど、買うと高いので...
貧乏がにくい

 有り合わせの物を使って、作ろうじゃないの!
ちょっとー...

キャンバス地を半円の形に切り、裾を縫いまして、
も〜シワシワ...上の中心部をTシャツの襟のようにカット

アクリル絵の具や布用絵の具でステンシルしたり、


 スポンジでスタンプを作ってペタペタしたり、


 手描きで線を引いたり...
早く作って

しかし、この邪魔の仕方...


とにかくそばにいたいだけなんですけどね。


私の行くところ部屋から部屋へとついて来る、極度のマザコンなのです。
さよう

暑い日にがんばった甲斐あり、


気に入ってもらえました。
ぼくのおうちへようこそ

本当は独立記念日の花火シェルターにと思ったんだけど、慣れてくつろぐようになるまで時間がかかり、間に合わず。
石橋は叩いて渡れ、ティーピーは用心して入れって言うでしょ

今ではすっかり気に入って、怖い物音がするとここに逃げ込むまでになりました。 
普段カウチの陰になる場所に置いています

Home Depotで買った棒と紐にかかった費用は$13くらい。あとは有り合わせです。閉じる部分にはマジックテープを付けました。
中にはクールベッドを敷いています

色々なDIYビデオやブログを参考にしたけれど、裾は切りっぱなしだったり、グルーガンや安全ピンで閉じたり、柄の生地やブランケットを使ったり、作り方はそれぞれ。自分が一番ラクな方法でいいんだと思います。
 
このビデオがわかりやすかったです

あとこのクッション、企業や個人から寄付されたクラフトやアートの材料を売っているNPO団体のお店Seattle Recreativeで、1ドルで買ったハギレで作りました。 
ソレっぽい柄でしょ

これらハギレで「羽根」を作ってオーナメントに。
てきとう、てきとう いずれビーズも飾ろう

Seattle Recreativeは少しだけ必要な物がある時に重宝しています。宝探しのように楽しく余計なものも買ってしまう、裁縫好きにおススメの穴場!
店内で子供のアート教室もやっていて、いつもにぎやか

手先の器用さだけが取り柄ですが、おかげでいろいろ買わずに済んでいます。
神様ありがとう、マミィにひとつだけ特技をくれて

貧乏だから器用なのか、器用だから貧乏なのか...どっちだ!

ご訪問ありがとうございました。キットにクリックのご褒美おねがいします♡

2017年7月23日日曜日

小さな牧羊犬?

ポートランドをあとにして、着いたところは、
メー!

オリンピアにあるFido's Farm。アジリティなどドッグスポーツクラスや、宿泊など各種犬のためのサービス施設で、


ハーディング(羊追い)のトレーニングができるのです!
お前たちを食ってやる...

ハーディング系じゃないパピヨンのキットだけど、ハーディングをするパピヨンもいると聞いて挑戦してみたいと思っていました。
ぼ、ぼくが?

この日はFido's Farmのオープンハウス。フェイスブックで出会った、こちらでアジリティのトレーナーをされているMaiさんが誘ってくれたのです。


キット、牧羊犬になれるか!


控えめにストーキング...


目を合わせないようにしています。柵越しには興味津々だけど、柵に入るとちょっと怖じ気づいた みたい。
こっちを見てるからあっち向こう...

続いて、アヒルのハーディングコーナー。


ここが一番人気のようで、


日陰の「待合所」で順番待ち。参加者は9割がハーディング系の犬たち。
コリー、ボーダーコリー、オーストラリアンシェパード、ケトルドッグ(ヒーラー)...

トレーナーさんのブルーヒーラー。お行儀良くママのお仕事を見守っています。


どの犬も「仕事」に集中しているのか、
こんにちは

狭い待合所で他の犬とトラブルを起こすこともなく、おだやか。 みんなより小さなキットも安心して待てました。
みんなやさしくしてくれたよ

残念ながらMaiさんは急なご都合が重なり、この日お会いすることができなかったのですが、
今度は会いたいね

Maiさんが紹介してくれていたおかげでトレーナーさんがテキパキと順番を都合してくださって、
あなたが一番小さな参加者よ!

いざ、アヒル追いに挑戦!
どこどこー?

実はキットの新しい趣味は「カラス追い」。以前広場でラリーの練習中に近づいて来たカラスを追いかけて以来「Birdie!」と言うとカラスに突っ込んで行くように。
アヒルだけど、Birdie!

夫カメラマン、決定的瞬間を撮れませんでしたが、トトト、とアヒルに歩みより...
この場所自体に興味深々で、嗅ぎ回るのにも忙しい

匂いを嗅いでごらん、とアヒルを見せてくれました。
クンクンクンクン

こんな近くで鳥を見るのは初めてです。
クンクンクンクン

 お尻の方から頭まで嗅いで、
クンクンク...

 急に後ずさり。殺気を感じた?
ドキッ

リードを外してごらんと言われ、アヒルを捕まえてしまうのではとオドオド。大丈夫大丈夫、とトレーナーさんが言うので恐る恐る...
野獣、野に放たれる

アヒルに向かって、走った!


でも走って散らすのが楽しいようで、捕まえるつもりはないみたい。
さすがトレーナーさんは犬を見ればわかるんですね

フセてアヒルを見張っているこのボーダーコリーのように、キットが本気でストーキングするのは、リス。
フエの誘導に忠実に従う、トレーナーさんのボーダーコリー

本当に捕まえる目的で、逃げられないように目をそらさずジワジワとリスに接近し、至近距離からチーターのようにダッシュします。
おっとりと挑戦中の黒ラブ

カラスやアヒルには遠くからドドドと駆け寄りますが、


捕まえる気はないので、散らして終わり。近くにいても興味を示さない時も。


動物によって追い方を分けているよう。


キットの気持ちがひとつわかったようで、嬉しいなあ!
暑くて一時日陰に非難...

この他、アジリティやトラッキングのレクチャーも受けました。


原っぱにまかれたチーズを視界に頼らず嗅覚だけで探しました。犬は鼻がいいけれど、普段は鼻だけじゃなく目に頼る部分も大きいんだそうです。


チーズが出てくるキットの「フィールド・オブ・ドリームス」。これが一番楽しかったのかも!
この広い野原いっぱいにチーズお願いします!

無料でこんなにたくさん試させてもらい、とても楽しく勉強になりました。
唯一、キットと同じくらいのサイズのトイオージー

それにしてもハーディング系犬種の家畜に対するモチベは、ハーディング系じゃない犬たちとはまるで違います。
遊びじゃないんです

憧れのボーダーコリーがたくさんいて、ますます憧れがつのりました。こんな環境ならボーダーコリーには最高ですが、


ボーダーコリー・レスキューのサイトなどを見ても、里親はフェンス付きの庭のある家がマストなので、うちにはそもそも譲ってはもらえないでしょう。


庭はないけど一日何時間も運動させて、クラスに通って、いろんなトリックやゲームを教えるのが趣味なんだけど、そんなこと言っても無理なんだろうな〜...あ!
何のお話し?

うそうそ、キットだけだよ。今日は大きなみんなに混じってたくさんがんばったよね。
名犬でしょ

Maiさん、ファームのみなさん、楽しいひとときをありがとうございました!シアトルからは遠くて通えないけれど、習ったことを参考にしてキットといろいろやってみたいと思います。
牧場って楽しいね!

それと、練習させてくれたヒツジやアヒルたち、辛い思いをしていなかったかな〜と心配。ごめんね!やっぱりその点でも、私とキットはハーディング失格かな〜!

ご訪問ありがとうございました。キットにクリックのご褒美おねがいします♡