2025年10月19日日曜日

犬のデイケア(幼稚園)で虐待

ポートランド旅行記事を一回お休みします。

シアトルのドッグデイケア&ボーディング(犬の幼稚園と宿泊)チェーン Lazy Dog Crazy Dog で、犬が虐待死したことが報じられました。

Cowen Park


犠牲になった犬は飼い主の出産のために預けられていたとのこと。夜間シフトの従業員が、この犬の好ましくない行動に腹を立て、




何度も犬を蹴る暴行に及んだのです。苦しむ犬を彼が救急病院に運んだのはそれから2時間後。蘇生施術の甲斐なく、犬は亡くなりました。




従業員は第一級動物虐待の罪で起訴されましたが、無罪を主張。飼い主は施設に対しても民事訴訟を起こしています。




検索すると、元従業員や顧客からの悪評が出るわ出るわ…そもそも事件は8月に起きており、顧客はこれを知らされていなかったよう。




犬の幼稚園は、何を基準に選ぶべきでしょうか。スタッフがやさしいからとか、楽しいイベントがあるからということだけでは、内情を知ることはできませんね。




重要なのは、ポジティブメソッドをベースにした犬のハンドリングをしているかということ。好ましくない行動に対し、叱ったり、顔にスプレーで水をかけたり、床に倒して押さえつけたり…ドミナントなハンドリング、罰は、犬の精神に悪い影響を与えます。

怒鳴ってもスプレーしても、床に押さえつけても犬が言うことを聞かなかったら?スタッフのイライラがつのり、今回のような深刻な暴力にエスカレートするかもしれません。




初めての場所で、知らない犬たちに囲まれることを愛犬が喜ぶとは限りません。初日にたくさんの犬がいる部屋にいきなり放り込めば、トラウマの原因になる可能性があります。徐々にみんなに慣らせる工夫がされているか、確認が必要です。

好ましくない行動を飼い主に報告しないのも問題です。他の犬の安全のためにも、飼い主と相談しながら原因を探し、犬の気持ちに寄り添って対処する必要があります。引っ越した、赤ちゃんが生まれた、パパが出張中…家庭の出来事が、犬の気持ちに影響している可能性があります。

スタッフが犬のボディランゲージを理解していなければ、問題行動に気づかないし、何事も罰で対処しようとするでしょう。





大切な愛犬を託すのですから、不明な点はどんどん質問することが重要だと思います。おかしな施設の悪い噂は、どこかしらから漏れ聞こえてくるもの。



不安な点がある施設には、愛する犬を決して託さないで。その不安はきっと本物です。

犬にやさしい街が自慢のシアトルで、こんなことが起こるのが悔しい。暴力的な人間の感情によって命を奪われた罪のない犬のことを思うと、胸が張り裂けそうです。


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2 件のコメント:

  1. マリナーズ、もう一歩のところで残念でしたね。わたしも応援していたのに…。

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    1. ほんとに、今日はボーッとしています…

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