2025年1月15日水曜日

永遠の8年間をありがとう

今から8年前のホリデーシーズンのこと。友達夫妻が保護犬を引き取りたくて、ラサアプソを探していました。

キット5歳

私もおせっかいで Petfinder で検索すると、かわいい茶色のラサアプソミックスがトップページに現れました。

友達もその犬を気に入って、トントン拍子に迎えることが決まり、ネバーエンディングストーリーのドラゴンの名前を命名されたのが、ファルコアでした。



カリフォルニアのシェルターから救助されたファルコアの暮らしは、シアトルで一変。

明るい表情に

新しい家族ができ、余るほどおもちゃを買ってもらい、



ドッグランの楽しさを知り、



これでもかと毎日おいしいものを食べて…



キットとは、出会った日から親友になりました。

はじめてのかけっこ

良いことも、悪いことも、ファルコアに教えたのはキットでした。



持病の心臓病の他に、年齢とともに発症した体の不具合を、パパとママは全力でお世話してきました。

キットママン〜!

先月、クリスマスの数日前のこと、




ファルコアの体調がよくないと連絡がありました。会いに行くとファルコアは、スヤスヤと眠っていました。




この日もふたりはおそろい。パパに「あわせたの?」って聞かれたけれど、いつもの以心伝心です。




ファルコアが一瞬顔を上げた時、鼻に手をかざしてみました。匂いで気づいてくれたかな…



その午後…パパとママに抱かれて眠ったまま、ファルコアは空を駆けてゆきました。13歳のお誕生日目前でした。



ファルコアパパからの依頼でこの絵を描いてから、半年後にお別れが来るなんて…


クールな性格のなのに、私が走ると追いかけてきて、特別な気持ちにさせてくれて…ママが嫉妬するほど愛をくれたファルコア。

キットママンとなら走ってもいいよ!

ファルコアママと私は、ただただ、



楽しかったね、



楽しかったねと、



ファルコアがくれた「楽しかった8年間」を思い出しています。



病気があると知りながらファルコアを引き取り、愛情の全てを注いだパパとママ。ファルコアにとっては夢のような8年間だったはずです。

ファルコアに代わってお礼を言いたい


保護犬を飼った人はよく「犬を救ったつもりが、自分が救われた」と言います。

丘の上でファルコアが熱唱した日の想い出


あの楽しかった日々はもう二度と戻らないけれど…


犬は魔法。本当に。



その魔法が消えない魔法がほしい。

今日あなたと愛犬が、愛おしい魔法に包まれ、幸せでありますように。

私たちの心に永遠の8年間が刻まれました。

ファルコア、私たちを救ってくれてありがとう。


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キットを見つけてくれてありがとう!
Petfinder.com - I Support Pet Adoption 

2 件のコメント:

  1. 信じられないです…。てんすけと見た目の似てるファルコアちゃんを、遠い国から勝手に親近感を感じ、幸せそうにキットくんと遊んでいるところ、愛情をたくさんたくさんかけてもらっているところを見て心を癒やされていました。
    会うのはきっと無理だろうけど、てんすけと会わせたら仲良くしてくれるかなとか想像して、ふわふわのふたりが並んでいるところを見てみたいと思ったり。
    勝手にファルコアちゃんのファンでした。病気があるのも知っていましたが、献身的に看病され、きっともっとこれからも元気な姿を見られると思っていました。
    ゆみこさんの愛情深い記事と写真を見て、勝手にボロ泣きしています。
    でも本当にファルコアちゃんは幸せで幸せでずっと楽しかったと思います。院友ができるのも奇跡だし、素敵な家族に引き取ってもらえるのも奇跡。たくさんのハッピーを引き当てて駆け抜けていったんですね。キットくんも寂しいですよね。私も寂しいです。どうかファルコアママ、パパがお力落としのないように、これからもお元気で過ごしてほしいです。心からファルコアちゃんの御冥福をお祈りします。今までかわいい姿を見せていただいてありがとうございました。

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    1. 泣かせてしまってごめんなさい…そして私も、スズメ天狗。さんのコメントに涙…こんなに愛してくれるファンがいたなんて、ファルコアはなんて人気者だったのでしょう。日本に比べると、アメリカの社会方が保護犬の受け入れに寛容だと感じています。一方で、犬の生活の質が落ちるような健康状態になると、獣医が早い段階から安楽死を示唆してきたり、できる治療を諦める飼い主も多いです。この家族に引き取られていなかったら、もっと早い段階でファルコアの命は諦められていた可能性があると思っています。この家族はファルコアにとって、特別な特別な家族でした。
      ファルコアには会ってもらえなかったけれど、スズメ天狗。さんがいつの日かシアトルに来てくれたらいいのにな〜 :) 悲しませてしまいましたが、元気を出してもらえるようなブログが書けるよう、がんばります!

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