ミュージカル「アニー」シアトル公演

９月末、ミュージカル「アニー」のツアーが、パラマウントシアターにやって来ました。７日間だけの公演です。

  

前売り券を買いに、 劇場へ。

いい席、あるかな？

オンラインよりも、窓口で買った方が手数料分おトクなのです。

えっ、犬の席はないの！？

して、なぜ今「アニー」か。

それはこの、アニーの犬・サンディの活躍が見たくて．．．

 

サンディ役の２匹の犬たちは、施設からドッグトレーナーのBill Berloni氏が引取った、雑種の保護犬です。

Varietyより

ホームレスから、こんな大舞台に立つスターになりました。

編集の可能な映画やテレビドラマではなく、生の舞台で犬がどんな演技を見せるのかを見たかったのです。

サンディはアニーが歌う間ジッと床に寝ていたり、一人ステージに現れ伸びをして走り去ったり。短い紐でサンディをリードしそっとご褒美を与えるアニー、遠隔で指示しているであろうBerloni氏の手腕はみごとでした。

サンディの出番はほぼ前半だけ。全てが難解な芸ではなく、これができる犬は他にもいると思います。でも大舞台で打率１０割をキープできるのが、プロフェッショナルと一般の芸が得意な犬との違いでしょう。

ぼくも見たかったな〜　どんなだったかお話ししてね

劇中では野良犬サンディと俳優犬との背景が重なって見えました。Berloni氏はニューヨークのHumane Society（動物愛護協会）でも、保護犬たちが新しい家族を見つけられるよう、しつけなどのトレーナーとして活躍しています。

♪トゥモロー　トゥモーロー　アイラヴャー　トゥモロー

サンディ役のMacyとSunny、そしてこれまでに１５０匹もの保護犬たちを救い、エンタメ界に送り出してきたBerloni氏にスタンディングオベーションを！

施設で「明日」を待つ全ての保護犬たちに、その日が来ますように。

William Berloni Theatrical Animals

まぐまぐメルマガのVol.17で、これについてもう少し詳しく書きました。

道産子絵描き・粥川由美子の絵にも描けないシアトルデイズ

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