2020年3月24日火曜日

シアトルの良心ー無料クリニック

アメリカには日本のような、国民健康保険がありません。
欲しくば自分で入れって言うんですね

アメリカの医療は恐ろしく高い。こちらで初めて歯科にかかり、根の治療に$600ドル(保険適用後)請求された時は、あ〜間違ったんだな、と思いましたよ。間違ってなかったですけど。


歯の治療に$600なら、手術や入院なんてゾッとするでしょ?恐ろしい国に命を預けています。日本に住んでいた頃は思ったこともありませんでしたが、生まれた時から健康保険に守られている日本人は、本当に幸せです。


私は夫の職場の保険に入っているので、夫が転職するたびに保険が変わります。毎月の保険料、適用される内容は、職場で契約している保険会社次第。それでもおかげでお医者さんに診てもらえますが、


会社に健康保健がない、保険料が高くて入れない、失業している、住む家すらないなど、医療サービスを受けられない人のため、


シアトル市とキング郡の医療関係者とボランティアが、無料クリニック (Seattle King County Clinic)を毎年開催しています。シアトルセンターで4日間開催される、大型イベントです。


身分証明書の提示も予約も不要の先着順で、整理券の配布は朝5時から。それに並ぶ列が、夜中の12時から始まります。真冬の夜中に5時間も並ぶほど、困っている人が大勢いるんです…
Seattle Center Facebookより

ボランティアの数は数千単位。ここに今年、私も参加してみました。医療関係者ではない私がお手伝いしたのは、患者さんのペットシッター。
Seattle Center Facebookより

会場の隅に、患者さんが診察中にペットを預けるコーナーがあるのです。シアトルアニマルシェルターの担当で、3時間だけのシフトだったので、できそうと思い応募しました。
患者さんの犬はお見せできないので、シェルターの犬の写真をお楽しみ下さい

朝8時からのシフトで張り切って早めに会場に着いたのに、預かったのは小型犬が2匹だけで、ちょっと拍子抜け。
里親募集中のRyder

ヒマだったので1匹2回ずつ散歩しちゃった。あとはおしゃべりをしながらあっという間の3時間でしたが、


犬を見て話しかけてくる人もいて、犬の存在そのものが辛い時間を和ませているみたいでした。


本物の和ませ犬として、セラピー犬グループもボランティアで参加しています。患者さんに寄り添ったり、長い待ち時間のお相手をしたり、大活躍。いや〜人と犬って、本当に素晴らしいチームですね!


私の周りには、学生時代に一人で渡米し、英語を習得して仕事に就き、この国で強く生きている優秀な日本人がたくさんいます。
ぼくだって強く生きています

私は、ヘンな年齢で突拍子もない出来事からアメリカに移住し、守られた環境に飛び込んで、長年住んでも英語で苦労している頼りない外国人。


そんな人が、真冬にテントで暮らす人や、病気でも医療を受けられない人が大勢いる国で、屋根のある家に住んでいるんですよ。幸運でしょう?


頼りない外国人だけど、市民のために何かできたのかなと思う瞬間、


こっそり、喜びに胸躍らせています。

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2 件のコメント:

  1. 確かに日本の医療保険は、ありがたいですね!

    昔、南アフリカの知り合いがいて、
    冬になると、みかんを箱で買っていました。
    なんでも、風邪を引かないように、皮ごと食べるそうです!

    コロナ、お気をつけて下さいね!
    (日本も、危険な状態になってきました)

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    1. オリンピック延期になってしまいましたね。みんな油断せず、乗りきってほしいです。ミカン皮ごと!ワイルド。ジューサーにかけたら飲めるかなあ😄

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