何も知らずに犬を怒鳴るデイケア/トレーニング教室の門を叩き、怖い光景を見てとっとと辞めたのは2年前。
ガタブルガタブル |
先日たまたまその辺りを通ったら、施設はなくなっていました。ウェブサイトによると、田舎に引っ越して、犬を一定期間預ってトレーニングする施設に変わったよう。
トレーニングに使うツールの説明欄には「場合によってプロングカラーを使うことがある」とありました。ピンチカラーとも呼ばれる首輪ですが、
犬がリードを引っ張った時など、母犬が噛んで躾けるような効果があるといった認識で、日常的にこの首輪をして散歩をしている犬もよくみかけます。
ヨソの地区のこのような施設に犬を託した、という方のブログをたまたまみつけたのですが、そのわんちゃんは10日間の宿泊から、Eカラー(ショックカラー)をつけて帰宅したそうです。こちらはリモコンで電流を流すタイプ。
習ったのではなく、細い所を歩くのが好きなキットの趣味 |
ポジティブメソッドでは犬に罰を与えるトレーニングをしないので、上記の首輪は使いません。罰を与えるトレーニング法は問題を悪化させると言われていて、
一人の先生から聞いた話しでは、この首輪を使用していることが協会に知れたら、資格を剥奪されるとのこと。生徒さんが使っていた場合は、和やかに使用を辞めるよう導くそうです。
そりゃ大変ですね |
愛犬の問題に絶望的になった飼い主さんは、これに頼るしかない、とこれらの首輪使用に踏み切るのでしょう。
私が犬散歩のボランティアをしているシアトルアニマルシェルターには、深刻な問題を抱えた犬がたくさん来ます。一般の人が飼うには危険な犬たちにも、
Eleven 里親募集中 |
プロングカラーやEカラーは使いません。里親募集ができるようになるまで、ビヘイバリストがポジティブメソッドでトレーニングします。半年、一年、もっとかかっても、その場しのぎに犬を罰する道具で対応することはありません。
兄弟と一緒に捨てられたドゥードル |
もしもトレーナーがこれらの道具を勧めてきたら、その人には上記の資格がなく、かつポジティブメソッドを理解していないということでしょう。
ぼくたちにやさしくしてね |
犬を預ける際には、きれいなサイトや写真、ビデオにまやかされず、利用前にいろいろな角度からリサーチを。やさしげな怖いトレーナーから愛犬を守りましょう。
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