2023年10月6日金曜日

ホワイトハウスにふさわしい犬

ホワイトハウスに初の保護犬がやってくると、バイデン大統領の愛犬のジャーマンシェパード・メジャーのことを書いたのは3年前。



そしてそのメジャーがホワイトハウスで人を噛み、大統領がメジャーを手放すことになったことを書いたのは2年近く前でした。



メジャーの後に新たに迎えられたのもまた、ジャーマンシェパードの子犬でした。名前はコマンダー。



しかしそのコマンダーもまた人を噛んでしまい、ホワイトハウスを去りました。それもシークレットサービスが報告しただけで11件も…



トレーナーが付いていても、コワモテのシークレットサービスや大勢の人間が出入りする、慌ただしく広い環境で穏やかになれない犬がいても、全く不思議ではないと思います。



ましてジャーマンシェパードは働くための犬。知能が高い。状況を読んで、自分も仕事をしているつもりだったのかもしれない。



「ぼくがんばったのに」って泣いていないかな。本当に胸が詰まる思いです。



シアトルアニマルシェルターにも大体いつも、ジャーマンシェパードが数匹います。

以下はシェルターで散歩したジャーマンシェパードたちです

ピットブルに次いで、シベリアンハスキーと並び、シェルターによく来る犬です。



知能が高くてかっこいいのが魅力だけれど、だから飼いやすい犬なのではなく、



知能が高い犬を扱える人にとって飼いやすい犬だと思うので、そうではない人に飼われて捨てられるのは不幸なこと…



バイデン夫妻はいずれまた、ホワイトハウスに犬を迎えるかもしれません。



そうなる前に提案したい、私が考える「ホワイトハウスに住む多忙な老夫婦にも飼える犬」。



シークレットサービスが流血しながら「こういう犬はやめてくれよ!」と叫びそうなタイプ:

超賢い

繊細、神経質

超体育会系

怪力

アラート吠えする

ハイパー

ガードドッグ系



こういう犬なら…と納得してもらえそうなタイプ:

適度に賢い

適度にインディペンデント

運動量が軽い

多くを求めない

吠えが少ない

お昼寝大好き

眠りが深い

性格がシンプル

コングひとつでずーっと楽しんでくれる



以上のことから私が選ぶ、バイデン大統領におすすめの犬は、



小型犬ならパグ!

ジャブジャブ

大型犬ならセントバーナード!

ヤル気なし

もうさ、眠っててもらお、ガヤガヤしても。「オレの出番か!」といちいちピリピリしない犬がいいと思いますよ。



知能の高い、仕事の要る犬を、忙しい人が飼ってはいけないですよ。保護犬でもブリーダーの犬でも、関係ないです。



大統領の職に似合う、箔のつく犬にかっこいい名前をつけて飼いたいのはわかるけれど、犬選びは、自分の手に負えるかどうか、なので、



ぜひ、パグをホワイトハウスに。みんな和むよ〜。

次期大統領になるかどうかわからないけれど、メジャーやコマンダーのパパとママが引退して、一緒に幸せに暮らせたら良いのになーと、メジャーやコマンダーの気持ちで考えています。


*犬の性格は個体によって様々ですので、当然ながら以上のことが全てではありません。


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