2023年8月31日木曜日

ドイツは犬にやさしい?シアトルもやさしいよ!

犬や猫を保護されている日本のユーチューバーの方が動画で、「動物愛護大国のドイツへ行って、現地の様子を直接レポートしたい!」とおっしゃっていました。でも、

とあるイベントに来ています

「お金がかかるから今は無理!」だそう。確かに日本からドイツへは、フライト時間も長くて大変ですよね。

お兄さんを無視してフルーツアイスに直行

でもそれなら、シアトルに来てくれたらいいのに!と思いました。

ドイツへ行くよりちょっと安くてちょっと近い

アメリカは州ごとに法律が違いますが、シアトル市のあるワシントン州では、例えばドイツのように、犬を飼うことへの課税や、飼い主の審査、トレーニング教室に通う義務、運動量などは、法律で決められてはいません。

お兄さんが今くれようとしているサンプルセットに釘付け

でも、犬を飼ったら市に申し出て、ライセンス料金を毎年更新する義務があるし、保護犬を引き取る際には必ず審査があり(おかしな団体でない限り)、

あらかわいいわね〜おやつをどうぞ

トレーニング教室に通う人も多く、ごく普通のことなので、教室もたくさんあります。

公園の真ん中あたりにはアジリティ体験コース

運動量は、飼い主が犬の体力に合わせて考えることですが、飼い主が補えない部分を代行する散歩サービスやデイケア(幼稚園)が充実し、ドッグランもたくさんあって、

こんにちは


どんなに広いドッグランも無料で利用でき、時間制限もありません。

くださいくださーい

ドイツではペット店での生体販売がない、と聞きますが、シアトル市内でもありません。法で決められているからではなく、お店が自発的に販売していません。

こっちにまわって…

それでも、フードやグッズの売り上げだけで、保護団体のスポンサーになれるほど、繁盛しています。

おやつのお兄さん、いた!

もしも、シアトルのペット店が生体販売をしたら?

アラスカンマラミュートの救助団体 Washington Alaskan Malamute Adoption League

お客は去ってゆくでしょう。シアトルのペット店では生体販売はしないけれど、保護犬、猫の里親探しイベントは開催されます。

超おっきい 超フワフワ

殺処分はせず、引き取り手がなければ終生面倒を見てくれるという、かの有名なドイツの「ティアハイム」とは、動物保護施設のこと。アメリカにも保護施設はたくさんあります。



私がボランティアしているシアトルアニマルシェルターは、シアトル市が運営する施設。どんなに長いこと引き取り手のないペットでも、殺処分されることはありません。

ラッフルコーナー 犬グッズからホテルの宿泊券までいろいろ

ケネル一つにつき犬一匹が収容され、散歩は一日2回、主に私たちボランティアが担当します。それぞれの犬をモニターして散歩の仕方を決めるのは公務員である職員で、ドッグビヘイバリストも常勤し、トレーニングしています。



ケネルの中で長期間飼われるとストレスがたまるため、一時預かりボランティアが順次に犬たちを預かってくれますが、預かりが数年に及ぶことも。

「あらキーさん、お久しぶりね」「ママ、いつものやつね」

大抵いつかは飼い主が決まりますが、他の救助団体と連携して飼い主を募ったり、高齢や病気のあるペットの場合、ホスピスとして終生面倒を見てくれる人、団体に託されることもあります。



ドイツは殺処分がゼロだと思われているふしもあるようですが、治る見込みのない病気で苦しんでいたり、飼育不可能な凶暴性のあるペットは殺処分されるそうで、それはシアトルでも同じ、辛いけれど現実です。

あの、ぼくの番はまだでしょうか

ドイツの「ティアハイム」は、たくさんの動物を収容できる保護施設だけれど、逆に考えれば、厳しい法律があっても、捨てられるペットがいるということで、

おやつのお姉さん、来たー

法律がないから捨てられるペットが多い、ということではないんじゃないかなと思います。

一芸を披露

殺処分をなくしたいのなら、むしろヘンなところからペットを買って、悪しき業者に投資するのをやめることー流しっぱなしになっている蛇口を閉めることが、先ではないのでしょうか。



「シアトルといえば動物愛護」と認識されたくて、長年書いているブログですが、日本のテレビで何度も取り上げられたドイツの宣伝効果にはかないませんね。

みなさん一生懸命にウワサしてください

ところでこのイベント、何のイベントだと思いますか?



老犬専門の保護団体、Old Dog Haven のお祭りです。ブースは全て団体のスポンサー、ラッフルの賭け金も全て、団体への寄付になります。シアトルには動物のための慈善イベントが盛りだくさんなので、ぜひ遊びに来てくださいね。

ぼくみたいなシニア犬に家族をみつけたり、面倒を見てくれるんだよ

本当の動物愛護大国と呼べる時、それは、アニマルシェルターもティアハイムも、必要がなくなった時ではないでしょうか。

シアトルわんわん親善大使キットは、これからもシアトルのプレゼンをがんばるそうです。


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キットを見つけてくれてありがとう!
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